長い長~い、本島縦断が終わって早3日。
いろんなドラマがあって、なにから書いていいのかわからない(笑)
2011年10月8日24:00辺戸岬スタート
10月9日18:00喜屋武岬ゴール
今年も過酷なチャレンジが始まった。
僕とさおり2人から始まったチャレンジが
今年は、全員で10人が参加。
(うち、2人は9日からのチャレンジ)
9人で辺戸岬からスタート。
かいりが送迎だけだったんだけど、第一休憩ポイントのばぁちゃんちまで約20kmと知り
そこまでは一緒に歩くことに。
しかも、スリッパ(笑)
やはり、予想通りの真っ暗闇。
でも、サポート隊の車が前と後ろでライトを照らしてくれ、自分たちでもヘッドライトをしてるから
しっかり歩くことができました。
静かだから、虫の鳴き声や風の音、波のせせらぎが聞こえてきて
暗いから身体中で音を感じることができて気持ちよかった。
スリッパで歩く、かいりが先頭で引っ張ってくれて、結構いいペースで進むが
ここで、たんぽぽかーさんの歩みが遅くなってくる
たんぽぽかーさんは、お酒の勢いで一週間前に参加を決意(笑)
全然、運動をしたことがなく不安いっぱいでスタートしたと思うけど、僕たちに迷惑かけないようにと頑張ってる姿に感動。
参加した理由がどんなものでも、本当に歩くことを決めた、たんぽぽかーさん。
第一休憩ポイントのばぁちゃんちまで、人生で一番歩いた21km。
お疲れ様でした!
ばぁちゃんちで、オニギリ食べたりテーピングを補強して、
お昼12:00頃までに名護につくように7人で出発!
順調に、道の駅おおぎみを超え
塩谷湾あたりで、ゆうの足取りが重くなってくる。
ハルがゆうに「ほいほい」と声をかけながら、リズムに合わせて一歩一歩
前に進んでいく。
どんどん、ゆうの足が動かなくなって、休憩が増える。
正直ここで、こんなに時間をとってる余裕はない。
実は、誰か1人リタイアしたら、どんどん出てくるだろうなっていうのが不安だった。
足が痛くて動かないというのもあるけど、ゆうは明らかに気持ちが弱っていた。
だから、ハルと同じかけ声で「ほいほい」とリズムをとりながら
ゆうの腰に手をあて支えながら歩き始めた。
今ここで、リタイアさせてしまったら、ゆうは後悔する。
少しでも達成感を味あわせてやりたい。
その一心で、ゆうに声をかけ続けながら、目標を古宇利島に入るところにあるファミリーマートにした。
どんどん、足が動かなくなって
膝から崩れおちそうになるたびに身体をしっかり支えて、絶対に休ませなかった。
古宇利島まで、もう少し。
ここで、休んだら歩けなくなる。
俺は、鬼団長になって、ゆうに声をかけ続けた。
もう、後半は、ゆうの体重をほとんど支えながら
「絶対いけるぞ!根性みせろ!ゆうの力は、こんなものか?!みんな一緒だぞ!」
とずっと声を出し続け、目標の古宇利島に到着。
崩れ落ちるように、地面にしゃがみこむ。
ここで、ゆうにアイシングをしながらロング休憩。
ずっと、ゆうを支えていた俺の右腕はまったく力が入らない。
それだけ、支えて歩いていたんだな~と自分の成長に嬉しくなった。
ゆうを支えて歩いた時に、わかったことがある。
自分のことだけ考えていたら苦しい。
でも、誰かの力になろうとする時、僕らは自分以上の力が出る。
だけど正直、ゆうを支えていた時は、俺も古宇利島までしか気力が持たないと感じた。
来年は、もっともっとみんなを支えられるだけの力をつけよう。
ゆう!全力を出し切ってのリタイヤお疲れ様!
でも、来年は、もうちょっと頑張れよ~(笑)